昨今、男性不妊についての研究が進んでおり最新のデータでは不妊の原因は女性因子が45%、男性因子が55%と男女の不妊原因の構成比が逆転しているという事も言われています。
あるメタ解析によれば、北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの精子濃度は、40歳以下の男性で50%以上減少し、繁殖力が失われつつあることが明らかになっています。
調査結果
ヘブライ大学の調査によると、欧米諸国の男性の精子濃度と全精子数が有意に低下していることが明らかになっています。
1973年から2011年の間の7500件の研究をスクリーニングし、185件の研究から分析を実施したところ、北米、ヨーロッパ、オーストラリアの男性の精子濃度が52.4%低下し、精子の総数は59.3%減少していたそうです。
この調査の重要な点は、低妊孕率や不妊の閾値を下回る精子を持つ男性の人口が増加し続けていること、さらに精子数の減少が男性の死亡率と様々な疾病率に相関があるという最近の研究から、男性の低妊孕性は健康に対する重大なリスクと関連しているということです。
日本人男性はどうか?
この調査では、南米、アジア、アフリカでは調査件数が非常に少なく、大きな減少は見られなかったと報告していますが、実際の日本ではどうでしょうか?
少し前の調査ですが、2006年の聖マリアンナ医科大学の岩本教授らを含む日欧の国際共同研究によると、日本人男性の精子数は調査した欧州4カ国・地域よりも少なく、世界最下位であると報告されています。
精子の数、日本最下位
精子の数、日本最下位「日欧共同研究 フィンランドの6割」
日本人男性の精子数は、フィンランドの男性の精子数の約3分の2しかないなど、調査した欧州4か国・地域よりも少ないことが、日欧の国際共同研究でわかり、英専門誌と日本医師会誌5月号に発表した。
環境ホルモンが生殖能力にどう影響するか調べるのが目的。
精巣がんが増えているデンマークの研究者が提唱し、日本から聖マリアンナ医大の岩本晃明教授(泌尿器科)らが参加した。
神奈川県内の病院を訪れた、20~44歳の日本人男性324人(平均年齢32.5歳)の精液を採取した。
年齢などの条件は各国でそろえ、禁欲期間の長さの違いによる影響が出ないよう補正して、各国男性の精子数を統計的に比較した。
日本人男性は他国の男性よりも禁欲期間が長く、日本人の精子数を100とすると、フィンランドが147、スコットランド128、
フランス110、デンマーク104で、日本が最低だった。
ただ、環境ホルモンの関与が疑われる精巣がんや生殖器の異常の発生率は、日本人男性では非常に低く、研究チームは「精子数の違いは栄養や生活習慣、人種差などが関係しているのではないか」としている。(読売新聞)
最近、私が勉強させていただいている神戸の英ウィメンズクリニックにおいても精子量と精子数の低下、奇形精子の増加についてよく話題に上ります。
日本の男性のストレス(活性酸素)増大と食生活についての影響を言われるドクターが多いです。
ファーストフードやコンビニ食の増加との影響も懸念されるところです。
当店では酸化ストレスが引き起こす活性酸素の増大が
精子へ大きな問題と考えております。例え病院の検査項目では正常でも
いちばん大切なDNAは損傷していることはあります。
ご相談ください!!!
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