女性不妊

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受精卵の正常受精未確認について!!!2PB,0PN,1PN

2019年3月5日 火曜日

皆さまいつも大変御世話に成ります!!!

 

市内のO産婦人科での受精卵の写真をよくお持ちいただくのですが

 

左から2列目に未受精  受精(マイナス) 2PB,0PN はどういう意味ですか?

 

と質問を受けましたのでお知らせします。

 

 

 

受精には正常受精と異常受精、正常受精未確認があります。

 

受精は起こっているが正常か否かわからないというものです。

 

受精を判定するには極体観察と前核観察があります。

 

受精しますと1つだった極体が2つになります。この状態を2PBと表します。

 

その後卵細胞の中に前核が現れ正常な受精はこれが2つになります。

 

この状態を2PNと表記します。

 

 

これらの中で前核が3つつまり3PN以上は異常受精となり培養中止となります。

 

冒頭の正常受精未確認とは極体が2つ(2PB)現れたのち

 

前核が確認できない0PN、前核が1つ、1PNの時です。

 

前核は20時間で消失します。また受精のタイミングやスピードがそれぞれ異なるので

 

前核数を確認できないこともあるということで正常受精未確認として判断されています。

 

 

ただもし異常受精であれば途中で発育が止まるとも言えますの

 

過度な心配は不要と当店ではお話しさせていただいて居ります。

 

ご不明な点は相談ください!!!

 

#正常受精 #異常受精 #正常受精未確認

#2PB #2PN #1PN #0PN

 

糖質制限が胚盤胞到達率を向上させる!?

2019年3月2日 土曜日

第68回アメリカ生殖医学会で発表された論文なのですが

糖質制限が胚盤胞到達率を向上させるとの報告がなされております。

これまでの体外受精で良好な胚盤胞が育ちにくかった12名の35歳未満で、

不妊女性患者を対象に、たんぱく質と糖質、脂質の

摂取を生活環境からを調べ、糖質(炭水化物を含め)を減らし

たんぱく質(肉、魚、乳製品、豆、卵)を増やすように食事指導をし、

2か月後体外受精をした結果、成熟卵の数や胚盤胞到達率を前回の治療と比較しました。

たんぱく質の摂取カロリーは平均16%増加し、反対に、糖質は平均22.3%減少しました。

その結果、胚盤胞到達率は18.9%(20/106)から45.3%(48/106)へと

向上したとのことです。なんと約2.5倍です。

 

またアメリカの産婦人科学会ACOGによりますと1日の摂取カロリーのうち

タンパク質に由来する熱量が25%以上、糖質に由来する熱量が40%以下の食事を

とっている女性はタンパク質に由来する熱量が25%未満で糖質に由来する

熱量が40%以上の女性より体外受精のおける妊娠率が4倍に増加している

研究結果が発表されています

 

いづれも権威ある学会での発表ですがタンパク質はとり過度な糖質摂取は

 

控えることが妊娠を早めることにつながりそうです。

 

 

皆さま過度の糖質(ケーキ、ジュース、お菓子、麺類、果物)は絶対に良くありません!!

またタンパク質は肉、魚を中心にバランスよく食べてください!!!

またこれらを代謝させるための微量ミネラルはとても大切です。

 

ご相談くださいね!!!

AGE終末糖化産物が卵子の老化を進行させます

2019年1月30日 水曜日

NHKの朝連続ドラマ後のあさイチを見ていましたら終末糖化産物AGE

 

について放送されていました

 

 

このAGE(終末糖化産物)は余分な糖とタンパク質が結合してできるもので

体のあらゆる場所に蓄積します。わかりやすい言い方をすれば体の焦げとも

表現されたりします。これらはシミ、シワ、たるみ、そして認知症、脳梗塞、

心筋梗塞白内障、骨粗粗鬆症などの病気の温床になります。

 

 

そして卵子も例外ではありません!!!

ウィメンズクリニック神野の神野正雄先生の研究ではAGEが

蓄積している患者さんほど体外受精、顕微授精の成績が悪かったことを

学会で発表されました。しかしこれは自然妊娠、人工授精においても

同じことが言えます。

 

AGEの蓄積している患者さんの妊娠率は30代前半から著しく低下して

いました。

食事でいいますとクリスマスイブの食事を毎日すればAGEはつくられていき

ます。

 

急激な糖の急上昇は抑える努力が必要です。

女性不妊

2018年10月26日 金曜日

女性不妊に関する記事や声などをお届けしていきます。

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