2016年2月
2016年2月26日 金曜日
Q.基礎体温をつけております。
半年前から基礎体温が2相性でなくなり病院で排卵治療をしております。
なぜ無排卵になったのでしょうか?
A.妊娠しやすい女性には1ヶ月に1回のペースで排卵が起こり、妊娠のチャンスが訪れます。
この排卵が、数ヶ月に1回になることを稀発排卵(きはつはいらん)といい、全く排卵が
起こらないことを無排卵といわれています。
排卵は脳の視床下部、脳下垂体、卵巣の3者がうまく連携して卵胞を約2センチまで育て排卵となります。
この中で脳視床下部は大脳皮質の影響を受けますので、強いストレスや感情の起伏、深夜の睡眠障害も原因となります。
以下無排卵の原因となるものをいくつかあげてみました。
1. 無理なダイエットや過度な運動、肥満によるホルモン分泌の低下
2. 多嚢胞性卵巣症候(PCOS)今大変多く無排卵の原因として最も多い
別名ネックレスサインとも呼ばれておりますが慢性的な男性ホルモンの過剰状態
高血糖状態、肥満、LH>FSH、などで卵巣内に沢山の小嚢胞がみられる。
3. 卵巣性無排卵 卵巣内にある原始卵胞数の減少
4. 高プロラクチン血症 プロラクチンとは催乳ホルモンで出産すると大量に分泌され
母乳が出る為排卵しなくなる。
他にもストレスや冷え、睡眠不足、甲状腺機能異常などさまざまな原因によりホルモン分泌が不足して無排卵になるケースが増えています。
当店ではホルモン分泌を良くする漢方薬や冷えを改善する為の温灸療法を取り入れ食事など
ライフスタイルの改善も提案させて頂いております。原因は様々ですが無排卵を改善する為
の生活習慣を見直して、お客様にあった桂前方法を見つけて頂くことアドバイスさせていた
だいております。
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2016年2月12日 金曜日
読売新聞』2014年4月17日夕刊
精子の老化はあるの・・・・?
精子は毎日作っているし、男性はいくつになっても子どもをつくる能力があるというイメージが強かったので私自身精子の老化はないものと思っておりました
しかし先日、男性の精子も年齢を重ねると受精能力が低下する可能性があるという研究内容が発表されました。
「精子も35歳から老化 独協医大調査 受精能力低下の可能性」
※1. 男性不妊外来を受診した男性のうち、精子の形態や運動能力に異常が見つからない80人分の精子を採取、マウスの卵子に顕微授精させ分裂を促す活性化能力があるかどうかを調査したもの
̻●個人差がはあるが男性も35歳から精子の能力が低下!?
独協医大越谷病院泌尿器科の岡田弘教授らのグループが行った精子能力調査(※1)では
35歳未満の男性の精子では約7割に活性化能力があったのに対し
35歳~39歳では62%
40歳~44歳では52%
45歳~49歳では39%
35歳を境に低下。
45歳以上では35歳未満の男性より30ポイント近く低くなることから、やはり男性も加齢と精子能力の低下には関係があるといえそうです。
ただし、すでに子どもがいる(妊娠力がある)男性は、年齢に関わらず機能低下の程度は軽微だったとのことから、老化には個人差が大きいと考えられます。
● 男女間で異なる老化の速さとメカニズム
男性の精子は先ほどお話したように毎日常に製造しております。
女性の卵子は、作ることはできず生まれながらに備わっております。
そのため卵子も自分と同じだけ年を取って40代半ばになるとほとんどの人が妊娠できなくなり、できても半数は流産してしまいます。
このように、女性は一定の年齢で劇的な変化が起こりますが、男性の場合はゆるやかな衰えで個人差も大きい。
ですから男性は女性ほど高齢だからあきらめなければならない状況にはなりにくい
とはいえ、男性が初めて父親になる年齢の全国平均は32.3歳と高齢化が進行中。
今回の研究内容から、男性も35歳を過ぎたら高齢出産と捉えるのが大切だといえます
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2016年2月3日 水曜日
私は現在39歳で福岡県の不妊治療病院に通っております。不妊治療は何歳まで出来ますか?また病院でAMH抗ミュラー管ホルモン(卵巣予備能)が低いと言われました。どういうことでしょうか?教えてください。
AMHは抗ミュラー管ホルモン(アンチミューラリアンホルモン)でAnti-Mullerian Hormon
の略です
1 AMHの数値は卵巣の中の卵子在庫(数)の目安です
原始卵胞 > 前胞状卵胞大きさ(6~8mm)(AMHを出しています) > 胞状卵胞
2. 性周期からの影響は受けにくい
3.早期閉経(POF)の血清AMHは低下し 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の場合は平均より
2~3倍高くなります
平均値
31歳以下 6.21(ng/ml)
32~33歳 5.42(ng/ml)
34~35歳 4.75(ng/ml)
36~37歳 3.82(ng/ml)
38~39歳 3.18(ng/ml)
40~41歳 2.44(ng/ml)
42~43歳 1.67(ng/ml)
44~45歳 1.31(ng/ml)
46歳以上 1.00(ng/ml)
となっております。ただ目安ですし誤差もございます
AMHが1以下でも当店でも授かった方がいらっしゃいます
お世話になっています英ウイメンズクリニックのDr.邵 輝(しょうき)先生は
前胞状卵胞を普通預金に例えられて普通預金はないけど原始卵胞の定期預金はある可能性はあるよとおっしゃいます。
(原始卵胞はAMHを出していない)
福岡の古賀文敏ウイメンズクリニックの古賀先生は紫外線を浴びることで出来るビタミンDの体内濃度の多い方はAMHが高いことが多いとおっしゃっていました。
現状を受け入れて頂き、当店では少ないチャンスを有効にするために元気な卵胞を、卵子を育んでいただけることを提案させて頂いております
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2016年2月1日 月曜日
良質な卵子を作るためにはミトコンドリアが関係しているそうです
ミトコンドリアはエネルギーの通貨と呼ばれるATP(アデノシン三リン散)を
作っておりこのエネルギーがあってはじめて卵子は受精します。
このミトコンドリアが傷つけばATP(アデノシン三リン散)は産生されず分化は止まります
先月12月に読売新聞に掲載されました「卵子の若返り」で不妊治療
にも卵巣からミトコンドリアを取り出し体外受精をする際に精子とともに入れ
卵子を活性化する治療を日本産婦人科学会が実施を認めたとありましたが
それほどミトコンドリアは大切です
とても多い受精卵の染色体異常これにも関連しているとされます
ミトコンドリアの活性ご相談ください
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