男性不妊

男性不妊

精子における酸化ストレスと男性不妊

2018年10月31日 水曜日

人の体には酸化体(酸化物質)に対する抗酸化が備わっていますが

あまりに過剰な酸化ストレスが加わりますとご主人の分身である

精子の一番大切なDNAがダメージを受けます。

このDNAのダメージの30%以上になると自然妊娠は

難しくなるとされています。

フランスからの大規模な調査では不妊クリニックを訪れる精子を

みてみると60%以上の方で先程の30%以上の精子にDNAの損傷

あることがわかりました。

100人不妊のご夫婦がいるとすれば少なくとも60人は男性の精子に

問題があったことになります。

そして7月に放送されたNHKの精子のクライシスでは欧米人よりも

日本人の方がさらに悪いことが放送されていました。

これまでの病院での検査では精液量1.5ml以上、精子濃度1500万以上

運動率、正常形態率、白血球数は見ていますが肝心のDNAは検査されて

いません。

決して検査項目が良いから男性は問題ないと言えないことが

示唆されています。

これまで女性の卵子の老化ばかりがクローズアップされてきましたが

どうやら男性の精子にも問題があるようです。

Cochrane Datebase(コクラン データベース)世界で最も信頼できる

データベースでは信頼性のある臨床データのある抗酸化サプリメントの

服用を継続すると15の臨床研究(964カップル)で

抗酸化サプリメントを服用したグループと服用しなかったグループに比べて

4.18倍妊娠率が高かったと報告しています。

そして一番大切な出産できた34の臨床試験2876カップルをまとめると

抗酸化サプリメントを内服した方が4.85番生児獲得率が高かったと

報告しています

精子は90日の時間を経て造られ射精されます。

3か月まずはエビデンスのしっかりとした抗酸化サプリメントを

ご服用ください。 ご夫婦、お二人で必ず頑張ってください。!!

 

 

 

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