卵子と精子は成り立ちがとても違います!!
卵子は本人が生まれた時点ですでに卵巣内に卵子の元になるすべての細胞がすべてあり新しく造ることはできません。生まれた時点で700万個、初潮を迎える12.13歳頃で約40万個、37歳で約2万7千個と推定され閉経をもって0になります。
それに対して精子は精巣内で精子の元となる細胞から思春期以降毎日造られています。
この精子は様々なライフスタイルや取り巻く環境の変化で質は低下しますが、それらを取り除くことによって改善する事が出来ます。
卵子はの質(染色体の不分離など)はよくできませんが精子はよくすることができます。
精液検査ではわからない妊娠力!!
当店もお客様に病院での精液検査結果をお持ちいただきますが、数、形、運動能力はある程度分かるものの肝心のDNAの損傷は分かりません
30%損傷すると自然妊娠できないとされています。
フランスの大規模な調査でも不妊カップルの70%で精子の中等度以上のDNAの損傷があったと報告されております。
ですから精液検査で異常がなくても体外受精の前に精子の状態を良くしておくことで治療成績が向上し元気なお子様を授かる事ができやすくなります。
生活習慣
タバコ
パートナーの男性が喫煙している女性はパートナーの男性がタバコを吸っていない女性に比べて2.65倍、顕微授精で2.95倍妊娠に至らないまた初期流産のリスクが77%も高いとの報告が出ております。
アルコール
お酒はほどほどに大量の飲酒は精巣の精子をつくる環境を弱めますし精子の天敵である活性酸素をつくる作用を高めます。
自転車
長時間の自転車、バイクは開陰部の圧迫によりED、運動率の低下、精子濃度の低下につながるとの報告があります。
禁欲期間
禁欲期間が短いほどフレッシュな精子の割合が高まります。
体外受精の採精前は禁欲期間は3日以内が良いです。
食習慣
肥満
肥満はテストステロン(男性ホルモン)を低下させます。また勃起不全のリスクを上昇させせい精巣の温度上昇にもつながります。
サプリメント
男子のサプリメント摂取と体外受精や顕微授精の妊娠率はこれまで多くの臨床検査が行われています。抗酸化サプリメントはとても重要です。
色の濃い野菜やトマト、ナスなど多く食べてください。
二人で取り組む!!
禁煙する事、禁欲期間を短くすること、抗酸化サプリメント、運動習慣、ミトコンドリアの改善などとても大切です。
上記を実践していただくことでパートナーへの肉体的、精神的負担が軽くなり治療のレベルが下がったり早く妊娠に至るケースは間違いなく増えていきます。
そして一番大切なことは夫婦一緒に新しい家族を迎えたいという思いや姿勢が大切と思います。