第68回アメリカ生殖医学会で発表された論文なのですが
糖質制限が胚盤胞到達率を向上させるとの報告がなされております。
これまでの体外受精で良好な胚盤胞が育ちにくかった12名の35歳未満で、
不妊女性患者を対象に、たんぱく質と糖質、脂質の
摂取を生活環境からを調べ、糖質(炭水化物を含め)を減らし、
たんぱく質(肉、魚、乳製品、豆、卵)を増やすように食事指導をし、
2か月後体外受精をした結果、成熟卵の数や胚盤胞到達率を前回の治療と比較しました。
たんぱく質の摂取カロリーは平均16%増加し、反対に、糖質は平均22.3%減少しました。
その結果、胚盤胞到達率は18.9%(20/106)から45.3%(48/106)へと
向上したとのことです。なんと約2.5倍です。
またアメリカの産婦人科学会ACOGによりますと1日の摂取カロリーのうち
タンパク質に由来する熱量が25%以上、糖質に由来する熱量が40%以下の食事を
とっている女性はタンパク質に由来する熱量が25%未満で糖質に由来する
熱量が40%以上の女性より体外受精のおける妊娠率が4倍に増加している
研究結果が発表されています
いづれも権威ある学会での発表ですがタンパク質はとり過度な糖質摂取は
控えることが妊娠を早めることにつながりそうです。
皆さま過度の糖質(ケーキ、ジュース、お菓子、麺類、果物)は絶対に良くありません!!
またタンパク質は肉、魚を中心にバランスよく食べてください!!!
またこれらを代謝させるための微量ミネラルはとても大切です。
ご相談くださいね!!!